大牟田市唐船において棟漆喰の修理です。 太洋瓦総工
また、遅れての更新です。
ほかの業者さんが来て、漆喰塗りの見積もりをされたそうですが、
このまま漆喰を塗ってごまかしても、捨て金になるだけです。
写真の順を追って、説明していきます。
まず、下の写真です。水が浸入して、屋根土が粉の状態になっています。
土台の土を掻き出したところ、ご覧のとおり、水が浸入して、
細かい状態です。正常な状態なら、大きい土の塊(かたまり)が
出てこなければいけません。この状態で漆喰を塗っても見掛けが
良くなるだけだということが、お解りいただけるでしょう。
横からの浸入だけでなく、上からの浸入も防ぐ必要があります。
原因は、一番下の「のし瓦」の積み方が間違っています。
勾配を付けず、ほぼ水平に積んであります。
本来の正しい棟の積み方は左の写真のように、勾配をつけて、のし瓦を積み上げていきます。この勾配がなければ雨漏りの原因となります。
棟の土台の入れ替え途中です。
棟の土台の入れ替えが完了しました。上からの水が浸入しないように、瓦用シリコンで、目詰めをしました。これでひとまずは安心です。
完工しました。 H.27.8.7