柳川市椿原町において瓦屋根のリフォーム 大牟田市 太洋瓦総工
粘土瓦から三州陶器瓦へ葺き替えを行います。
朝の霜が解けてから着工しました。今回は離れの茶室の屋根瓦を葺き替えます。
写真は着工前の写真です。
ご覧のとおりかなり痛んだ屋根です。幾度も修理をされたようですが、本当の修理がされておらず、雨漏りが止まっていないそうです。
六十年経った瓦で寿命もきています。
離れには車の横付けが出来ないため、すべて手降ろし、手運びです。
通常は屋根からダンプへの投げ下ろしですが、今回は、産廃ボックスを準備してこのにの瓦を行儀よく並べて、積み込みます。
瓦剥ぎが終わりました。雨が降る気配はありませんが、一応ブルーシートを被せて今日の作業は終了です。
明日は野地板の重ね打ちです。
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本日の工程・・・最初は野地板の重ね張りです。
野地板を打ち終わり、ゴムアスルーフィングを張ります。
次の工程は、瓦を並べるための桟木を打つために寸法を測って、墨付けを行います。
桟木を打ち終えて、瓦を並べる縦の目印を墨付けします。
本日の工程はここまでです。
※ 桟木には水抜き加工(溝)を施しています。当社では、約二十年前からこのような桟木を使用しています。以前は自分で加工していましたが、最近では、既製品が出回り手間が省けて助かっています。(画面をクリックすれば拡大します。)
一方では、明日の朝、瓦を屋根に上げる準備です。
一輪車での搬入は手間がかかります。
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瓦を上げ終わり、今から瓦を並べます。
今日の予定は、地瓦を全部並べ終わることです。
谷が一本、隅木が四本、本棟が一本・・・今日中に終わればいいのですが・・・。
予定どおり終わりました。
明日は、棟部分にかかります。
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昨日、切り合わせた部分になんばん漆喰を敷いて瓦が動かないようにします。
強力棟金具に木材を固定します。
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すべての棟を納め終わりました。屋根の掃除も終わり、周囲のかたづけも終わりましたので、完工です。・・・と言いたいのですが、板金工事が少しだけ残っています。
板金屋さんは当分来れないとのことで、しばらく間が開くことになります。
完工の全景です。
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板金工事が必要です。
屋根一面の半分以上に降った雨がこの狭い部分に集中しています。 少しの雨でも水があふれて雨漏りを引き起こします。
これは 明らかな施工ミスです。
ほんの少しだけ形状を変えます。
板金を張るための下地です。
今までの下地より45ミリ高くしたので、水は一点に集中しません。
ルーフィングを張って板金屋さんを待ちます。
H.28.2.7
やっと板金屋さんの手が空きましたので
ご覧のように施工してもらいました。
あとは、瓦を並べて終わりです。
瓦を収めました。完工です。
長い間、現場を離れていてすみませんでした。
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