手抜き・欠陥工事集

大牟田市甘木にて雨漏り修理

急勾配の屋根の雨漏り修理です。 大牟田市甘木・・

勾配が急なために、屋根に上っての見積もりさえも出来ない状況でした。

屋根瓦の上にも足場を組んでもらい、谷の周りの剥いだ瓦を置けるようにしました。

通常使用する瓦用の簡易足場に瓦を置くのは危険なので、本格的な屋根足場を設置してもらいました。

今日、屋根に上って初めて谷の状況を確認できました。 銅板に大きな穴が空いています。 

谷は二階の屋根にありますが、雨漏りは一階の天井を傷めています。 

この穴は軒先部分にあるので、室内への雨水の浸入の原因は他にあると思われます。 

確実に晴れの日を見極めて着工をします。

途中で少しでも雨がパラつけば、危ない屋根です。  H.29.10.11

谷の銅板を撤去しました。銅板にはちょっと見ただけでは分からないような穴が数個空いていました。  

これは銅板の劣化で仕方がないことですが、施工にも問題がありました。下に二枚の写真を掲載します。

谷の中には絶対にタッカー 「ホッチキス」・・の針を打つべきではありませんが多くの針を打ってありました。

※ すべての写真はクリックすれば拡大しますので、拡大してご覧ください。

ステンレス板金を施工して、シーラー(屋根瓦用スポンジ) を貼り付けました。 

本来なら谷用の谷メンドを使用するべきですが、この瓦にはこちらが適しています。  

瓦を納めなおして、周囲を接着して完了です。 昼から雨の予報が出ています。

他の部分の修理は日を改めます。H.29.10.14

久しぶりに、天気が好くなり残りの部分の修理を行います。

壁などが絡んで、古い銅板を全部撤去することは出来ません。瓦を動かせない部分はそのまま残して、

ステンレス板を二重張りすることにします。

左の写真は瓦をもとのとおりに納め直した写真です。

次に、下屋根の壁際からの雨水の浸入が原因と思われる修理です。

壁際の板金の釘を抜き、瓦も剥いで、内部の状況を確かめましたが雨水が浸入した形跡はまったくありませんでした。

瓦の部分でなければ、壁・・・壁にヒビなどはありません。

だったら軒天下の換気口・・・だとしても、天井のシミが大きすぎます。

?????!!!!!! 見つけました! 信じられません!!

赤い矢印部分と黄色い矢印部分・・・・この窓の格子は上下が逆に取り付けられています。

・・・つまり黄色い部分に雨水が溜まって、流れる出る場所がなく、室内に侵入しているのです。

!!!!驚いたことに三ヶ所ある窓の全てが、上下逆さまに取り付けられていました。
 
この家を建てた会社はもう無くなっているそうなので、近所のサッシ屋さんにすぐ電話をされるようにお勧めしました。

『何人もの業者さんに見てもらいましたが、止まらなくて困っていましたけど、やっと原因が分かった。』 

と喜んでいただきました。私の仕事はここまでです。 お世話になりました。H.29.10.20